英会話アプリおすすめ7選【2026年】:スピーキング練習で選ぶ

英会話アプリの「おすすめ」は、何を鍛えたいかで決まります。仕事の英語(会議・面接)ならFluently、単音レベルの発音矯正ならELSA Speak、日本語の情報とサポートを前提に始めたいならスピークバディ、瞬間英作文で型を作りたいならスピフル、知名度のある定番で一般会話ならスピーク。
以下、7本のアプリを比較表と正直なミニレビューで整理します。確認できなかった情報は「未検証」と明記します(2026年8月時点)。
この記事の内容
透明性の開示:Fluentlyは私たちのプロダクトです(筆者が創業者)。そのため本記事の比較は公開情報(ストア掲載、公式サイト、ユーザーレビュー。2026年8月時点)に限定し、各アプリには当社より優れている点を必ず明記します。確認できなかった事項は、推測せず「未検証」と書きます。
最初に範囲を区切ります。この記事で扱うのは「声に出して話す練習」が中心のアプリだけです。単語ゲーム、文法コース、総合学習プラットフォームは解決する問題が別なので、AI英会話・英語学習アプリの比較で別途扱っています。また、ここに載るアプリはすべてAIベースです。だから本当の問いは「AIかどうか」ではなく、「そのAIが何を鍛え、フィードバックがどれだけ正直か」です。
英会話アプリ比較表:一目で分かる違い
主要5本を並べます。各セルの根拠と注意点は、表の下のミニレビューに書いています。料金は変動が大きいため本文には金額を載せず、各ストアの最新表示を正とします。
| アプリ | 向いている用途 | 練習の形式 | フィードバック |
|---|---|---|---|
| Fluently | 仕事の英語(会議・面接・プレゼン) | AIとの自由な音声会話、仕事場面のロールプレイ、模擬面接 | 回答ごとに発音・流暢さ・語彙・文法+ネイティブ流の言い換え |
| スピークバディ | 日本語ベースで安心して始めたい人 | AI英会話(詳細はストアの最新掲載を確認) | 未検証 |
| スピーク(Speak) | 知名度のある定番で一般会話 | AIとの会話練習(詳細はストアの最新掲載を確認) | 未検証 |
| ELSA Speak | 発音の集中矯正 | 構造化された発音ドリル+AI対話モード | 発した音を単音レベルで採点 |
| スピフル | 瞬間英作文×ビジネス英語のトレーニング | 口頭トレーニング中心(公開情報ベース。詳細は公式で確認) | 未検証 |

Fluently:仕事のスピーキングに最有力
アプリを探している理由が会議、面接、進捗報告、クライアントとの電話なら、このリストの中ではFluentlyが最有力です。ループは音声ファーストで、あなたが話すとAIチューターが答えて深掘りの質問を返します。文の途中で詰まったら、次の一言を提案して会話を止めません。
- フィードバック: 回答ごとに発音・流暢さ・語彙・文法、そして同じ内容をネイティブならどう言うか。日本語のユーザー向けには、レッスン中に日本語から「これは英語でどう言うか」を確認できる翻訳サポートもあります。
- 強み: 仕事場面のロールプレイ(会議、スタンドアップ、プレゼン、交渉、同僚との難しい会話)、英語の模擬面接、10モジュールのWorkplace Englishコース、毎日の習慣化を支えるスピーキングゲーム。
- 弱み(自社アプリだからこそ具体的に): 単音をひたすら反復する発音ドリルのモードはなく、しつこい特定の音が唯一の課題ならELSA Speakのほうが適任です(比較ページでも同じことを書いています)。自由会話は基本的な文を組み立てられることが前提なので、完全な初心者には向きません。発音練習はアメリカ英語のみ、練習はブラウザではなくモバイルアプリ内、料金は公開の価格表ではなくアプリ内で表示されます。
- 無料: 無料部分はスピーキング診断で、継続的な練習はサブスクリプション(お試しあり)です。
- 対応: iOS・Android、インターフェースは日本語を含む5言語。App Storeの評価は4.8(約5,500件、2026年8月時点)。
スピークバディ:日本語ベースで始めるAI英会話
検索データを見る限り、スピークバディは国内で最も名前を調べられているAI英会話アプリの一つです。最大の強みは、日本市場向けに作られていること。
- 強み: アプリ本体だけでなく、学習コラムやQ&Aなどの周辺情報も日本語で厚く、英語学習の疑問を日本語で解消しながら進められます。「AIが相手だから恥ずかしくない」という入り口の価値を、日本語の導線で提供している点が特徴です。
- 未検証: フィードバックの深さ、料金、無料でどこまで使えるか(ストアの最新掲載を確認してください)。
- 向いている人: 日本語の情報とサポートを前提に、日常英会話から安心して始めたい人。仕事の実際の場面(自分の業務のロールプレイや模擬面接)を英語でリハーサルしたいなら、そこに特化したFluentlyという分担になります。
スピーク(Speak):カテゴリー最大級のブランド
スピークは、AIスピーキング練習というカテゴリーで最大級の知名度を持つアプリで、特に韓国と日本で人気があります。これだけ広く使われていること自体が一つの社会的証明です。
- 強み: 一般的な会話練習の定番。広く使われている主流のアプリを求めるなら候補に入れる価値があります。
- 未検証: フィードバックの仕組みと料金体系は、上の表に載せられる水準までは検証できませんでした。ストアの最新掲載で確認してください。
- 向いている人: 広く使われている主流の会話練習アプリが欲しい人。仕事特化のシナリオや単音レベルの発音矯正など、特定の目的が明確な場合は、その目的に特化したアプリのほうが確実です。
ELSA Speak:発音矯正ならこれ
発音に関しては、ELSA Speakが当社を含むこのリストの全アプリに勝ります。フィードバックは単音レベルで動作し、発話を音ごとに採点して、外した音そのものに対応するドリルを提示します。
- 強み: 長めの自由発話を分析するSpeech Analyzerも展開しており、ドリルの外の発話にもフィードバックを広げられます。日本語ページがあり、カタカナ語の癖(LとR、BとV、母音の挿入)のように「特定の音を潰したい」ニーズには最も直接的な道具です。
- 弱み: ドリル中心の設計なので、セッションは会話というより訓練に近く、実際の会議やインタビューのリハーサル相手にはなりません。
- 無料と料金: 無料版はありますが制限つきで、料金と制限の内容は変わりやすいため最新の表示を確認してください。
- 向いている人: 診断が「音が通じていない」ならELSA、「会話で固まる」なら会話型、というのが公平な使い分けです。
スピフル:瞬間英作文×ビジネスの型トレーニング
スピフルは、英語コーチングのPROGRITが提供するアプリです。公開情報を見る限り、瞬間英作文(日本語を見て即座に英語を口頭で組み立てる訓練)を軸にしたビジネス層向けのトレーニングが中核です。
- 強み: 「言いたいことを英語の型に変換する速度」を上げたいビジネスパーソンには、狙いの合った選択肢です。
- 未検証: フィードバックの詳細、料金、無料体験の範囲(公式サイトとストアで確認してください)。
- 向いている人: 位置づけは、自由な会話のリハーサルというよりトレーニング特化。型を作る段階はスピフルのようなアプリで、作った型を実際の会話の流れで使う段階は会話型アプリで、と補完関係で考えるのが実態に合います。
PraktikaとTalkPal:候補にはなるが日本語情報が薄い
このカテゴリーにはグローバル勢もいます。どちらも、興味があればストアの最新掲載を起点に確認してください。
- Praktika: ストアでの存在感がある一方、日本語での公式情報が薄く、機能・料金を本記事の基準で検証できませんでした。
- TalkPal: 数十言語をカバーする汎用AIチューター。英語以外も並行して学びたい人には広さが利点ですが、英語のスピーキングに限れば、上の特化型アプリのほうが情報がそろっています。
無料で使える英会話アプリの現実
確認したどのアプリにも共通するパターンがあります。音声フィードバックはこの種のプロダクトで最もコストが高い部分なので、無料枠ではまずそこが制限されます。2026年8月時点で確認できた範囲は次のとおりです。
- Fluently: 無料部分は約4分のスピーキング診断(発音・流暢さ・語彙・文法のスコア)とお試しで、詳細は無料プランのページにあります。
- ELSA Speak: 制限つきの無料版があります。
- スピークバディ・スピーク: 無料範囲は変動があるため、ストアの表示で確認してください。
- ブラウザ派: 発音だけ今すぐ試したい場合は、インストール不要の無料の英語発音チェックツールもあります。
予算ゼロで始める現実的なプランはこうです。まずFluentlyの無料診断で自分のボトルネック(発音か、流暢さか、語彙か)を特定し、無料の発音チェックで気になる単語を試し、どの種類のフィードバックが必要か分かってから課金する。順番を逆にして「とりあえず課金してからやる気を待つ」のは、たいてい機能しません。
この比較の作り方
選定基準は「中核の練習がスピーキングであること」。単語・文法・人間講師のマッチングが主目的のアプリは外しました。各アプリには同じ質問を当てています。練習は実際どんな形か、どんなフィードバックが返るか、無料で何ができるか。情報源は公開情報(ストア掲載、公式サイト、検索データ、ユーザーレビュー。2026年8月時点)です。
ルールは2つ。確認できなかった事実は「未検証」と書き、推測で埋めない。そしてFluentlyは自社プロダクトである以上、他アプリが勝る点(発音ドリルのELSA、日本語導線のスピークバディ)を必ず明記する。
目的別の選び方
- 会議・面接・仕事の会話:Fluently
- 特定の音の発音矯正、カタカナ英語の癖:ELSA Speak
- 日本語の情報とサポートを前提に始めたい:スピークバディ
- 瞬間英作文でビジネスの型を作りたい:スピフル
- 知名度のある定番で一般会話:スピーク
- まず無料で自分の課題を知りたい:Fluentlyの無料診断+無料の発音チェックツール
どれを選んでも、結果の大きい半分はアプリではなく「毎日声に出す習慣」のほうです。サブスクリプションを実際の上達に変える練習の組み立ては、英会話の勉強法ガイドにまとめています。
まず、直すべき場所を知る
スピーキングの自己評価は、たいてい1段階ずれています。無料の英語スピーキングテストは数分で、発音・流暢さ・語彙・文法の現在地をスコアで示します。アプリ選びより先に、ここから始めるのが近道です。
よくある質問
英会話アプリだけで話せるようになりますか?
アプリが担えるのは「毎日の発話+即時フィードバック」という、上達の中で最も大きい部分です。予約不要で回数無制限、間違えても恥ずかしくない。この3点は人間相手では確保しにくいものです。一方で、人間との会話の予測不能さと本番の緊張感は完全には再現できません。現実的な最適解は、アプリで毎日練習し、月に数回は対人の会話(仕事の実践、オンライン英会話、英会話サークルなど)で仕上げる組み合わせです。
無料で使える英会話アプリはありますか?
部分的には、あります。ただし音声フィードバックはこの種のアプリで最もコストが高い部分なので、どのアプリも無料枠ではまずそこを制限します。確認できた範囲では、Fluentlyの無料部分はスピーキング診断とお試し、ELSA Speakには制限つき無料版があります。無料枠は「自分に合うかを試す道具」と割り切り、本格的な練習に必要なフィードバックの種類が分かってから課金するのが合理的です。
初心者にはどの英会話アプリがおすすめですか?
基本的な文がまだ組み立てられない段階では、自由会話型のアプリは負荷が高すぎます。Fluentlyも中級(B1目安)以上を想定した設計です。完全な初心者は、日本語ベースで進められる国産アプリやガイドつきの教材で基礎の型を作ってから、会話型に移るのが現実的です。逆に「読み書きはできるのに話せない」タイプの人は、初心者向け教材に戻るより、会話型アプリでアウトプットの練習を始めるほうが早く伸びます。
AI英会話アプリとオンライン英会話はどちらがいいですか?
役割が違います。AI英会話の強みは、予約不要・反復無制限・心理的負担ゼロで、毎日の練習量を確保できること。オンライン英会話(人間の講師)の強みは、本物の相手との緊張感、予測不能なやり取り、プロの診断です。「どちらか」ではなく、毎日のアプリ練習で量を作り、週1回の対人レッスンで質を確認する併用が、費用対効果の面でも最も堅実です。
1日どのくらい練習すれば効果が出ますか?
継続が量に勝ります。毎日10〜15分、声に出して練習するほうが、週末にまとめて1時間やるより確実に積み上がります。スピーキングは運動技能で、セッションの間隔が空くほど感覚が薄れるからです。数週間おきに同じお題の録音を聞き比べると、体感より正確に進歩を確認できます。なお「◯日でペラペラ」のように達成日を約束するアプリの宣伝は、どのプロダクトであれ疑ってかかるべきです。
